ギリシャ神話の神ハデスは、冥界を支配し、地下の富を司る「冥界と富の神」です。
この記事では、そんなハデスの象徴、神話、占星術との関係、チャネリングメッセージなどを紹介します。
ハデスは“恐ろしい神”として語られることもありますが、その本質は秩序と変容を司る存在。
終わりの先にある再生の物語を見つめる神でもあります。
「ギリシャ神を知る」ことは、「自分を知る」ための第一歩になるかもしれません。
個性豊かで人間味あふれる神々に親しむことで、あなた自身の感性を磨き、内なる世界とのつながりを感じていきましょう。
この記事が、あなたの人生をより楽しむためのひとつのレシピとなれば嬉しいです♪
実は「冥界」ってまだ入ったことないんだよね〜。
これまで話を聞いてきたところによると、神話って恋愛関係が複雑な神様も多いわよね。
ハデス様はどうなのかしら?
普段は奥手なハデス様が恋に落ちたエピソードにも注目だね〜。
神話に結びつく象徴やイメージを知ることが、今を生きるヒントになれば嬉しいです♪
紀元前15世紀の古代ギリシャの時代から、人々によって語り継がれてきた「ギリシャ神話」。
現代でも、地名、花言葉、星座、季節の変化といった多くの事柄に、神話の物語は結びついています。
ハデスが神話の中で歩んだ物語やチャネリングメッセージを通して、ハデスの象徴の意味を受け取っていきましょう。
ハデスとは?|ギリシャ神話に登場する「冥界と富の神」
ギリシャ神話に登場する神様「ハデス」は、冥界を支配する神とされています。
ゼウス、ポセイドンとともに、この世界の一部を統治する重要な役割を担っています。
ハデスは何の神?|冥界・死と再生を司るギリシャ神話の神
ハデスはギリシャ神話における冥界を司る神で、死者の魂が辿り着く冥界の秩序を守っています。
ローマ神話では「プルトン」と呼ばれ、地下に眠る富を守ることも司っています。
ハデスの誕生と由来|ゼウス、ポセイドンとの兄弟関係と運命
ハデスは、ティタン神族であるクロノスとレアの子として生まれました。
成長したのち、兄弟である3柱がくじ引きによって世界を3分割し、それぞれの領域を支配することとなったのです。
ハデス:冥界
ポセイドン:海
ゼウス:天界(オリンポス)
またゼウスやポセイドンと違い、ハデスは冥界から出てこなかったため、オリンポス12神には数えられません。
くじ運で住む場所が決まっちゃうなんて、神様の世界ってなかなかハードだわ…。
ハデスの象徴|バイデント・隠れ兜・ケルベロスの意味と役割
ハデスを象徴するものが、二又の槍バイデント・隠れ兜・ケルベロスの3つです。
- 二又の槍(バイデント):ハデスの権威の象徴。地上と冥界の境界を守る役割がある。
- 隠れ兜:見えない世界の象徴。かぶると姿を消す力を持つ。
- ケルベロス:ハデスの番犬。3つの頭と蛇の尾を持ち、冥界の入り口を守っている。甘いものと美しい音楽に弱い。
ローマ神話との違い|プルートと「富の神」の側面
ギリシャ神話と同じく、世界で語り継がれている神話に「ローマ神話」があります。
ギリシャ神話のハデスは、ローマ神話におけるプルート(プルトン)と同一視されています。
「プルート」の名には「富める者」という意味があり、地下に眠る金銀や豊穣を象徴します。
そのため、冥界を支配する神でありながら、大地の奥深くに眠る豊かさを司る存在としても信仰されるようになったのです。
だからこそハデス様は、「見えないものの価値」を象徴する神様ともいえるんですよ♪
【ハデスの家系図】神々とのつながりと家族関係
神様は特別な存在に思えるかもしれないけど、人間と同じように個性的で、人生を物語るエピソードを持ってるんだ。
クロノスとの関係|繰り返される父と子どもたちの戦い
クロノスはハデスの父であり、ティタン神(巨人)族と呼ばれる巨大な神々の1柱です。
父ウラノスを倒すことで天界の最高権力者となったクロノスは、自身もまた「子どもに権力を奪われるのでは」と恐れ、生まれてきた子どもたちを次々に飲み込んでしまいます。
しかしクロノスの妻レアは、末っ子のゼウスをクロノスから隠し、成長したゼウスによって飲み込まれた兄弟たちは助け出されました。
ハデスの妻ペルセポネとの関係|略奪婚の真相と仲睦まじい夫婦像
冥界を支配するハデスとペルセポネの出会いについては諸説ありますが、シチリア島エトナ山付近でペルセポネを見初めたという伝承も残されています。
そこで森の中で花を摘んでいたペルセポネにハデスが一目惚れし、強引に冥界に連れ帰って夫婦となったと伝えられています。
ペルセポネ様は冥界の女王として、ハデス様のそばにいる姿が多く描かれていますよ。
ハデス神話の代表的エピソード
ハデス様はどんな物語に登場しているのか気になるわ。
ここからは、ハデス神話の代表的なエピソードを順に解説していきます。
ペルセポネ誘拐と四季の起源|豊穣の女神デメテルの悲しみと願い
ペルセポネは豊穣の女神デメテルの娘で、冥界の神ハデスに連れ去られます。
大切な娘が冥界に連れ去られたことを知ったデメテルは、嘆き悲しみ、地上では作物が育たなくなってしまいました。
そんなことが続いたら、食べるものがなくなっちゃうわ…!
その後ゼウスのとりなしもあって、1年のうち一定期間を冥界で、残りをデメテルのもとで暮らすことになり、このサイクルが四季の起源となりました。
ペルセポネが冥界から戻ってくる日は、春の訪れを意味するのです。
オルフェウスとエウリュディケ|冥界からの帰還と愛の試練
音楽家オルフェウスは、毒蛇に噛まれて亡くなった妻エウリュディケを取り戻すため、冥界へ旅立ちます。
冥界を支配するハデスとペルセポネ夫妻は、オルフェウスの奏でる音色に感動し、冥界から帰る許可を出しました。
「地上へ出るまで、絶対に振り返ってはならない」
もうすぐというところで、オルフェウスは不安になり後ろを振り返ってしまい、妻エウリュディケは冥界へと戻ることになりました。
英雄ヘラクレスとの関わり|冥界訪問とケルベロスの捕獲
死者の魂が行きつく場所であり、ハデスが統治する冥界の入り口には、番犬でもあるケルベロスがいます。
あるとき、ゼウスの子で英雄のヘラクレスは過去の過ちを償うために「十二の功業」に取り組むことになりました。
ハデスの許しを得て、ヘラクレスは素手でケルベロスを捕まえることに成功します。
これは数々の苦難を乗り越えてきたヘラクレスの象徴的なエピソードの1つです。
ハデス像と絵画に見る冥界の神の姿
ギリシャ神話の神々は、彫刻や絵画などの美術品として、また現代の文学作品や映画の題材として姿が残されています。
冥界を支配するハデス(プルート)は、ケルベロスやバイデント(二又の槍)などと共に象徴的な姿が描かれます。
現代映画では冷酷な悪役として登場する一方、アートでは死と再生の象徴として題材にされることも。
絵画『ハデスとペルセポネの前のオルフェウス』では、ハデスとペルセポネの2人が仲睦まじく寄り添う姿が描かれています。
ハデスと星・スピリチュアルのつながり
冥界を司る神ハデスは、どの星に関係しているのでしょうか。
ハデス神話が伝える象徴を振り返りながら、スピリチュアルなイメージも広げていきましょう。
冥王星との関係|占星術での意味と象徴
占星術の「冥王星」は、変容や破壊と再生を意味する星で、ハデスのローマ名「プルート」に由来しています。
遠く離れた軌道を公転する冥王星が、ローマ神話の冥界や地下に眠る富を司る神プルートのイメージと重なり、その名がつけられました。
生と死が目に見えない場所で始まるように、根本的な変化を促す冥王星にピッタリな名前だと思うわ。
ハデスが静かに境界を守る神であるように、冥王星も人生の転機や内なる変容を促す星として、占星術において重要な役割を担っています。
ハデスと8ハウス蠍座の関係とは?
友達のなこちゃんに教えてもらったんだけど、冥王星って「蠍座」の支配星らしいんだ〜。
プルート(ハデス)が由来である冥王星と、蠍座、8ハウスは象徴的に深く結びついています。
蠍座と8ハウスには次のような意味があります。
・蠍座:探求心、真理、自己変容、集中力、深い愛情など
・8ハウス:他者との深い関係、変容、生と死、遺産、結婚後の家族など
私も星読みテラスのなこちゃんと一緒に、占星術も学んでみようかしら♪
「死と再生」を司る神が教えてくれること
ハデスは、生と死・変容・富・手放しを象徴し、人生の転機や魂の変容期に現れる存在です。
魂の深い部分にメッセージを届けて、終わりとしての死ではなく、始まりとしての死を受け入れるよう促すでしょう。
たとえば、もしオラクルカードを引いてハデスを意味するカードが出たら、深い手放しと再生のプロセスに入っているのかもしれません。
怖がらず、受け入れて進んでみると、道が開けるかも〜。
チャネリングで感じるハデスのメッセージ
神話のエピソードと合わせて、自分を知って人生に活かすためのヒントになれば嬉しいです♪
ハデスのオーラ・エネルギーの特徴
ハデス様のオーラを深く感じてみると、重く、冷たい印象ですが、不思議と怖い感じはありません。
嘘や幻想をはがして、「本当に終わったもの」と「これから生きるもの」を分ける、静寂と真実のエネルギーですね。
重さも冷たさも悪いものじゃないってわかると、ハデス様が伝えようとするメッセージが深くキャッチできそうだね〜。
ハデスのスピリチュアルメッセージとは
心に響かせながら、じっくりと感じてみてね〜。
もう、自分に不誠実に生きられるような時代ではない。
誠実さを、いの一番にまずは自分に使うこと。
私は、人々が誠実であることをただサポートしているだけである。
見えない世界を支配するハデスからのメッセージ。
見えるものと同じく、見えないものが大切なのは、それがいずれは種となり地上に花を咲かせるからなのかもしれません。
その言葉が、あなたの真実を冷静に見極めるヒントになれば嬉しいです。
いろんな神様と出会って、神話の世界を楽しんでみてね〜♪
ハデス神話を現代に活かすヒント
日常にもこの感覚を活かせたらって思うんだけど、ともみんおすすめの方法はある?
ここからは、ハデス神話を現代に活かすヒントを解説していきます。
喪失からの再生に活かせるハデスの叡智
別れや喪失の経験は、人生の深層にふれる瞬間です。
ハデスはこうした「終わり」の先にある「再生の力」を象徴しています。
神話の中でハデスは、魂を裁くのではなく、冥界の秩序を守り魂の変容を見守る存在として描かれています。
人生で別れや喪失が訪れたときは、今の自分には不要なものを手放すときなのかもしれません。
大切なのは「あの人が悪かった」「これがダメだった」などと、むやみにジャッジしないこと。
そうやって立ち止まることで冷静に自己変容を始めたとき、ハデスのエネルギーがあなたの再生をサポートしてくれるでしょう。
ハデスとつながる瞑想・イメージワーク
ハデスが持つ「見えない世界」の象徴隠れ兜をイメージしてみましょう。
周りの騒音を静かに整え、自分にとっての真実を見極める感覚を教えてくれます。
深い黒と、鈍い金の2層だったよね〜。
瞑想中に感じた感覚に、正解不正解はありません。
日常の短い時間でもチャレンジできるので、ぜひ試してみてくださいね。
【教えて!ガブちゃん】ハデスにまつわるQ&A
今回もギリシャ神話の神様についてたくさん学んだわね。
ハデス様のイメージが深まったところで、追加で質問してもいいかしら?
みんなの疑問に答える「Q&A」で、ハデス様をもっと深めちゃおう〜!
Q&A【1】ハデスとプルートの違いは?
ハデス様は冥界の支配者として、死者の魂の秩序を守る神様で、沈黙と境界の象徴なんだよ〜。
一方で、ローマ神話(プルート)になると「富の神」としての側面が強調されて、地下に眠る鉱物や豊穣を司る存在として描かれているんだ〜。
ハデス様でも、プルート様でも、本質的なメッセージは変わらないと思うんだ〜。
ハデス様が伝えたいメッセージをきみの感性で受け取ってみてね〜。
Q&A【2】ハデスは悪い神なの?
他の神様と同じように守護しているものがあって、ハデス様の場合は「冥界」の秩序を守ってるんだ〜。
そして死者の罪を裁いたり、罰を与えたりする役割は担ってないんだよ〜。
そういったことから、冥界は「母胎の象徴」とみなされることもあるんだって〜。
ぼくだったら外に遊びにいっちゃうかも〜。
悪い神様じゃなく、むしろ静かに見守ってくれる公平な神様なイメージだね〜。
【まとめ】ハデスは冥界で生と死のサイクルを一途に見守る神様
ペルセポネ様とも仲が良かったことが知れて、一途な人柄が垣間見えたわね。
今度はケルベロスも冥界に通してくれるかな〜♪
ハデスは冥界や富、死と再生を司る神でしたね。
ギリシャ神話が伝えてきた物語は、現代に生きる私たちの物語にも共通しています。
神話を通していまの自分と共鳴するメッセージを受け取り、感性を磨くヒントにしていきましょう。
自由にイメージを広げて、ギリシャ神話の世界を一緒に楽しんでいきましょう。
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永川智美(ながかわ・ともみ)
1987年大阪生まれ。愛称は「ともみん」。霊能力ゼロの状態からスピリチュアルな能力を身につけた後天的開発型霊能者。
大手証券会社での営業を経て、2013年にスピリチュアルカウンセラーとして独立。約1200人にセッションを行ってきた。その他にもスピリチュアルカウンセラー養成講座の講師、お祓い伝授の会の講師、パワーストーンセラピストなど、活動は多岐にわたる。
スピリチュアルの仕組みを体系立て、Sensing of Life協会の「見える」が分かるスピリーディング講座を開発。2024年の開講から現在まで1万人を超える方が受講している。多くの受講生さんを教えてきた経験から「感性を磨いていく中で、誰もがスピリチュアルな能力を身につけて幸せに生きられる」という想いを持っている。
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