菊理媛(くくりひめ)とは？神話のエピソードやご利益について解説

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あなたにとって「神様」はどんな存在ですか？

この記事では、日本の神話に記されたエピソードをたどりながら、菊理媛(くくりひめ)について解説していきます。
あなたを見守り導いてくれている神様がわかる、守護神診断もありますよ♪

「神様を知る」ことは「自分を知る」ための第一歩となるかもしれません。

この記事が、あなたの人生をより豊かに楽しむためのひとつのレシピとなれば嬉しいです♪

たま

昨日観てたアニメが凄く素敵なラブストーリーだったの。
思わず泣いちゃったわ。
ともみんも観た？

ともみん

たまさんが教えてくれたから、私も観たよ〜！
とっても感動するお話だったね。

たま

あんな素敵な恋愛、私も一生に一度はしてみたいわ。
そうだ、神様にお願いしてみようかしら。
ねえやたくろー、縁結びの神社って全国に沢山あるけど、近場で行きやすいところってないかしら？

やたくろー

おう！それなら東京都の文京区にある白山神社はどうだ？
縁結びの神様として知られる菊理媛(ククリヒメ)様が祀られてるぞ！

たま

菊理媛様って、たしか謎が多い神様なのよね？
どんな神様なのか知ってからお詣りに行きたいし、詳しく教えてちょうだい。

【日本の神様一覧】日本を作った神々を神話エピソードとともに紹介！日本を作った神様たちを知っていますか？古事記などの日本神話を元に神様の名前やエピソードを紹介します。ご利益の一覧もありますよ♪...

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日本の神様がわかる！

Contents

縁結びと縁切りの神様、謎多き菊理媛(ククリヒメ)とは？
菊理媛とイザナギ・イザナミ、龍神など、他の神様との関係
菊理媛のご利益、祀られている主な神社
- 菊理媛が祀られている主な神社
菊理媛に守られている人の特徴
【守護神診断】あなたを見守っている日本の神様は？
【まとめ】謎多き菊理媛は縁の下の力持ち！

縁結びと縁切りの神様、謎多き菊理媛(ククリヒメ)とは？

菊理媛(ククリヒメ)は、主に縁結びと縁切りのご利益で知られる日本の神様です。

他にも安産・育児、交通安全といった様々なご利益があると言われています。

ですが菊理媛の実態についてはとても情報が少なく、謎に包まれた神様です。

ともみん

ここでは、そんな謎に包まれた菊理媛様について『日本書紀』などの神話をもとに解説していきます♪

たま

みんなで菊理媛様の謎を解き明かしましょ。
そして縁結びのご利益をゲットして、素敵な恋愛をするのよ…！

やたくろー

たまのやつ、珍しく燃えてんなぁ。

ともみん

菊理媛様のご利益や、祀られている神社がすぐに知りたい人は、下のリンクをチェックしてくださいね♪

菊理媛のご利益・主な神社はこちら♪

菊理媛は【和合の神】イタコの先祖とも呼ばれる理由は？

菊理媛は『日本書紀』における死後の世界とも言える「黄泉の国(よみのくに)」の話に登場する神様です。

話の中で、菊理媛は夫婦であった伊邪那岐命(イザナギノミコト)と伊邪那美命(イザナミノミコト)の仲を取り持つ役割を果たしています。

このエピソードから人々の間を取り持つ和合、縁結びの神として知られているのです。

やたくろー

死んでしまった妻のイザナミ様と、まだ生きてる夫のイザナギ様は、ある理由で大ゲンカをしちまったんだ！
その現場に現れた神様が、菊理媛様なんだよな。

ともみん

イザナギ様とイザナミ様の仲裁をしたことで、菊理媛様は生と死を括りまとめたとも解釈できます。
そのため死者の霊を呼び出して憑依させる巫女さん、そしてイタコの先祖の神であるとも言われているんですよ♪

たま

夫婦仲だけでなく、生きている人と亡くなっている人との仲まで取り持つなんて、すごい神様ね。
ちなみにイザナギ様とイザナミ様がどうして大ゲンカをしたのかは、また後で紹介するわよ。

日本の神様_伊邪那美命（イザマミノミコト）とは？主な神社・ご利益・神話エピソード

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菊理媛の家系図｜ヤソキネと共に根の国を治めたアマテラスの叔母

菊理媛に関する情報は非常に少なく、中でも家系図について書かれたものはほとんどありません。

その中に、50年前に日本国内で発見された『ホツマツタエ(秀真伝)』という文献があります。

ともみん

『ホツマツタエ』は、漢字が伝わるよりもっと前の日本にあった「ホツマ文字」という文字で書かれているんだよ。

たま

えーっ！
じゃあ『古事記』や『日本書紀』よりも前に書かれたってこと？

やたくろー

いつ書かれたかは明らかになってねえんだ！
でも『ホツマツタエ』が『古事記』や『日本書紀』のもとになった、と考えてる人もいるぞ！

『ホツマツタエ』の中で菊理媛は「シラヤマヒメ」や「ココリヒメ」などの神名で登場します。

またアワナギ(クニノトコタチの子孫)の子であり、イザナギ、クラキネと兄弟であるとされています。

菊理媛はヤソキネ（トヨケ(豊受大神)の子でありイザナミの兄）と結婚し、クラキネの後を受けて根の国（『ホツマツタエ』における現在の北陸地方）を治めました。

その中でも一番有名なエピソードが『アマテル(天照大御神)の叔母であり、アマテルが初めて発した言葉を、菊理媛が聞き取った。』というものです。

やたくろー

このエピソードについてはオイラが後で解説してやるからな！

イザナギとイザナミの夫婦喧嘩を仲裁した和合の神様

ともみん

ここでは、さきほど紹介した「菊理媛様がイザナギ様とイザナミ様の夫婦喧嘩を仲裁した」というエピソードについて、深掘りして見ていきましょう♪

菊理媛は『日本書紀』の「黄泉の国(よみのくに)」の話に登場します。

沢山の国と神様を生み出したイザナギとイザナミの夫婦ですが、火の神である火之迦具土神(ヒノカグツチノカミ)を産んだ際にイザナミが亡くなってしまいます。

亡くなったイザナミに会うために黄泉の国を訪れたイザナギは、イザナミの変わり果てた姿を見て思わず逃げ出してしまいました。

イザナミは大いに怒り、イザナギを追いかけます。

そして黄泉の国と現世の境目である黄泉比良坂(よもつひらさか)で、イザナギとイザナミは口論を始めました。

その時、イザナミとイザナギの仲裁を行ったのが菊理媛です。

菊理媛が何を話したかは書かれていませんが、この仲裁のおかげでイザナギは無事に現世に帰ることができました。

このエピソードから、男女の仲を取り持ったとして菊理媛は縁結びの神様とされています。

また、後腐れなく夫婦の縁を切ったことから縁切りの神様ともされています。

たま

縁結びと縁切りのご利益を同時に持っているのが不思議だったんだけど、そういう理由だったのね。

菊理媛の別名について【菊姫・久久理姫・白山比咩】他

菊理媛には様々な別名があり、漢字の表記は菊理姫、菊桐姫、菊理媛神、久久理姫命…などと書かれます。

そして呼び方もキクキリヒメ、ココリヒメ、ココロヒメなど様々です。

菊理媛(ククリヒメ)の『ククリ』は『物事を括りまとめる』という意味で、これはイザナギとイザナミの仲を取り持ったことからの神名と考えられています。

また菊の花がかつて中国では久々(くく)と呼ばれていたこともあり、『括り』に菊の漢字をあてたとも言われています。

それ以外にも菊理媛の名前には

『糸を紡ぐ(括る)』ことに関係があるとする説
『水を潜(くぐ)る』ことの意で水神であるとする説
『聞き入れる』が転じたものとする説
『高句麗』が訛った音ということから、外来神とする説

など様々な言い伝えがあります。

菊理媛は白山信仰に基づく神とする説もあり、白山権現(はくさんごんげん)という名も持ちます。

白山権現は、白山の山岳信仰と修験道が融合した神仏習合の神様のことです。

以上のことから

白山比咩神(しらやまひめのかみ)
白山さん
白山大権現(はくさんだいごんげん)
白山妙理権現(はくさんみょうりごんげん)
白山明神(はくさんみょうじん)
妙理大菩薩(みょうりだいぼさつ)

などの呼ばれ方をすることもあります。

ともみん

たくさん呼び名があると、どんなふうにお呼びしたらいいか迷うかもしれませんね。
そんなときは、自分にとって一番しっくりくる呼び名を見つけるのがオススメです。
「自分にしっくりくる」という感覚が知りたいときは、私が講師をつとめる無料講座をぜひ受けてみてくださいね♪

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菊理媛とイザナギ・イザナミ、龍神など、他の神様との関係

イザナギ・イザナミとの関係｜実は親子だった？

イザナギとイザナミの仲を取り持ったことで縁結び・縁切りの神とされるようになった菊理媛ですが、それ以外にも2柱との関係性はいくつか語られています。

黄泉の国でイザナミに仕える女神であったとされる説
イザナギとイザナミの娘であったとされる説
イザナミの別名であったとされる説
イザナミの荒御魂(あらみたま)もしくは和御魂(にぎみたま)であったとされる説

などです。

やたくろー

荒御魂はその神様の荒々しさ、和御魂は柔和さを表す側面だと言われてるぞ！

たま

いずれにせよ菊理媛様はイザナギ様・イザナミ様と深い関係を持つ存在だってことね。

ともみん

そうだね、菊理媛様の名付け親はイザナギ様・イザナミ様だとも言われているよ。
そのエピソードを次で紹介するね♪

アマテラスとの関係｜生まれたばかりの子の言葉を聞き切った叔母

菊理媛はイザナギとイザナミの子であるアマテラスの叔母にあたる、という説があります。

アマテラスはイザナミの体内に96ヶ月宿ったあと、丸い胞衣(えな)に包まれて生まれました。

やたくろー

胞衣っていうのは、胎児を包む胎盤とか膜のことだ！
アマテラス様はイザナギ様の左目から生まれたって話もあるが、ホツマツタエではイザナミ様から生み落とされたことになってるんだな！

出産の際、様々な神が立ち会い各々が何かしらの役割を担ったとされますが、アマテラスを産湯に浸ける役割を担ったのが、叔母である菊理媛でした。

そしてアマテラスの名がまだ決まる前、機織りの神としての側面も持っている菊理媛が、アマテラスのために衣服を織り献上しました。

その際、アマテラスが「あなうれし」と言葉を発したため、菊理媛がアマテラスに名を尋ねると、アマテラスは「ウヒルキ」と答えました。

そこから、アマテラスの幼名はウヒルキ(大日霊貴)となったのです。

アマテラスが初めて発した言葉を聞き切ったことから、イザナギとイザナミはたいそう喜び、功を讃え『聞く切り姫(キクキリヒメ)』→『ククリヒメ』という名を与えたと言われています。

たま

このお話のイザナギ様とイザナミ様はなんだか幸せそう。
日本の神話って色々なバリエーションがあるから混乱するけど、その中から「自分にとって一番しっくりくるエピソードはどれだろう？」って探してみるのも楽しいかもしれないわね。

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シラヤマヒメとの関係｜白山信仰に基づく龍神の化身

菊理媛は石川県にある白山比畔神社で祀られている白山比咩神(シラヤマヒメノカミ)と同一神であるという説が広く知られています。

白山は石川県、福井県、岐阜県にまたがる広大な山麓を抱える独立峰です。

さらに手取川、九頭竜川、長良川、そして富山県の庄川の4つの河川の水源となっています。

白山がもたらす自然の恵みの数々は、麓に暮らす人々へ沢山の豊穣をもたらしたことから、白山は『命を繋ぐ親神様』とされ、山を御神体とし、農耕の神、水の神として崇められてきたのだとか。

また古くから山は航海の指標となっていたことから、海の神としても崇められていたそうです。

ともみん

菊理媛様とシラヤマヒメ様は同一神とされているけど、シラヤマヒメ様の名前は『記紀』には出てこないんだ。

たま

記紀って、特に重要な歴史書とされている『古事記』と『日本書紀』のことよね。
どうして菊理媛様とシラヤマヒメ様が同じ神様だと言われるようになったのか、詳しくは分からないのね…。

瀬織津姫との関係｜人の穢れを川の水で浄める神

菊理媛は、瀬織津姫(セオリツヒメ)と同一神ではないかという説があります。

瀬織津姫は水を司る水の神様であり、全ての罪や穢れを洗い流すことができる禊の神様です。

伊勢神宮の別宮には天照大御神の荒御魂として祀られており、禊の儀式で唱える大祓詞(おおはらえのことば)という祝詞に名が残されている祓戸四柱大神(はらいどのよつばしらのおおかみ)のうちの1柱です。

菊理媛がイザナギに「現世に帰ったら黄泉の国の穢れを祓いなさい」と禊をすすめたというエピソードと、瀬織津姫が浄化の神様であるという点から、同一神であるという可能性が示唆されています。

また、菊理媛と瀬織津姫は共に龍神の化身であるという説もあります。

瀬織津姫(セオリツヒメ)とは？古事記や日本書紀に登場しない謎の神瀬織津姫はカタカムナや祝詞に登場する女神。生まれた場所や生まれ変わりだとされる神、祀られている神社などを解説します。...

やたくろー

結局、菊理媛様と瀬織津姫様は同一神なのかって？
それは自分で直接聞いてみたらいいんじゃないか？
ともみんの無料講座では『神様と仲良くなるワーク』ってのがあるらしいから、気になるなら受けてみるといいぞ！

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菊理媛のご利益、祀られている主な神社

イザナギとイザナミの仲を取り持ったことから縁結びや縁切りのご利益で知られる菊理媛は、それだけでなく多くの面で人々の生活を支える神様です。

特に安産・育児、家内安全、子孫繁栄、命名など、家庭の幸福を守るご利益が多いとされています。

また菊理媛は白山比咩としても知られていることから、五穀豊穣や牛馬安産など農業や畜産に関するご利益もあり、山や海を守る神様として崇められています。

ともみん

菊理媛様のご利益は多岐にわたり、人々の生活のあらゆる面で支えとなっているんですね♪

ご利益
縁結び、縁切り、安産・育児、家内安全、開運招福、牛馬安産、五穀豊穣、交通安全、子孫繁栄、除災、生業繁栄、入試合格、命名、良縁成就

菊理媛が祀られている主な神社

白山比咩神社（石川県白山市）

白山比咩神社は、石川県白山市に位置する神社で、白山信仰の総本宮として知られています。

白山信仰は古くから、白山を神体山(しんたいさん)として祀っており、山岳修験や登拝の対象とされてきました。

ご祭神には菊理媛以外にもイザナギとイザナミが祀られています。

毎月1日に行われている『おついたちまいり』にはバスツアーが組まれるなど、沢山の人が訪れます。

たま

白山比咩神社は安産・育児、家内安全、五穀豊穣など多くのご利益があるとされていて、巾着のような袋に入ったコロンとしたフォルムの幸守りが人気らしいわよ。

白山神社（東京都文京区）

白山神社は、東京都文京区に位置する神社で、こちらもご祭神には菊理媛、イザナギ、イザナミが祀られています。

毎年6月に開催される「文京あじさいまつり」が有名で、境内に咲き誇る約3000株のあじさいはとても美しく「あじさい神社」とも呼ばれています。

ともみん

こちらの白山神社ではあじさいまつりの期間中の日曜日には『歯ブラシ供養』という変わった行事が行われているんだとか。
使い終わった歯ブラシを供養してもらうことで、歯の痛みにご利益があると言われていますよ♪

修験者の1人が荒行を耐え抜き、歯痛止めの業を成し遂げたことから、このような行事が行われるようになったそうです。

白山神社（新潟県新潟市）

新潟県新潟市に位置する白山神社は、新潟総鎮守として新潟県を代表する神社です。

ご祭神には菊理媛、イザナギ、イザナミが祀られており、縁結びだけでなく、家内安全、商売繁昌、交通安全、厄除、建築、工事安全、海上安全、子宝、安産など様々なご利益があります。

「おはらいといえば、新潟でははくさんさま」と言われるほど県内では厄払いで有名で、毎年多くの参拝客が訪れますが、特に30代の女性に向けた『ひめ神まいり』というお祓いが人気です。

お守りやおみくじの種類も豊富で、自分の欲しいご利益に合ったものを選ぶ事ができます。

やたくろー

白山神社は全国各地にあるんだ！
アンタの家の近所にもあるかもしれないから、探してみるのもいいかもな！

ともみん

動画で楽しく取り組めるSensing of Life協会の無料講座では、オーラリーディングやアカシックリーディングを体験することができますよ。

自分の潜在意識に親しむことで、見えないものをキャッチする感性を育ててみませんか？

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菊理媛に守られている人の特徴

人や物事を大きな心で括りまとめてくれる菊理媛。

ここでは菊理媛に守られている人の特徴をお伝えします♪

菊理媛に守られている人の特徴

社交的で気配りができる
菊理媛に守られている人はコミュニティを大切にし、喜んで周りの人をサポートする傾向があります。
チームワークや共同作業を好み、みんなの笑顔を見ることでもっと頑張ろう！と思えるでしょう。
秩序やルールを大切にする
その場のノリや気分に流されず自分が正しいと思う行いができるのも、菊理媛に守られている人の特徴です。
周囲の人同士の関係がこじれたときは、菊理媛のように仲介役となることもあるでしょう。
具体的で現実的な思考を好む
菊理媛に守られている人は、細部まで気を配りながら現実的な問題を解決することができます。
計画的で責任感も強いため周りの人から信頼されやすいです。
締切を守るのも得意でしょう。