あなたにとって「仏様」はどんな存在ですか?
この記事では、仏法の世界を守護する釈迦如来(しゃかにょらい)について解説していきます。
あなたをずっと見守り導いてくれている仏様がカンタンにわかる、守護仏診断もありますよ♪
「仏様を知る」ことや「仏様を身近に感じる」ことは、「自分を知る」ための第一歩となるかもしれません。
この記事が、あなたの人生をより楽しむためのひとつのレシピとなれば嬉しいです♪
仏教の教えを最初に説いたのが釈迦如来だ。
それに対して、如来を目指して修行中の仏様を菩薩というんだ♪
仏にもいくつかの種類があって当然であろう。
生年月日をいれるだけで簡単に守護仏様がわかりますよ♪
釈迦如来(しゃかにょらい)とは、悟りを開いて仏教を世に広めたゴータマ・シッダールタの仏としての姿です。
私たちが幸せに生きるための教えを説き導いてくれる存在として、釈迦如来は今なお多くの人々に信仰されています。
釈迦如来像にはいくつかタイプがあり、最も一般的なのは人々に教えを説いている姿ですが、生まれたときの姿や亡くなる直前の身を横たえた姿など、生涯を通じてそのお姿が像にされています。
それでは、釈迦如来のご利益や祀られているお寺、ルーツを一緒に見ていきましょう。
釈迦如来はどんな仏様?|如来で唯一のもともと人間だった仏教の開祖
「お釈迦さま」の呼び名でも親しまれている釈迦如来(しゃかにょらい)は、仏教の教えを最初に説いた人物です。
人生の苦しみや悩みから解放されるための教えを説いたことで、数多くの人々に影響を与えてきました。
「おそれなくて良い」という施無畏印(せむいいん)と、「願いを叶えよう」という予願印(よがんいん)のサインを手で作っていることが多くあります。
釈迦は、紀元前5〜6世紀頃にインド北部の小さな国の王子として生まれたものの、修行の旅に出るために出家しました。
修行を重ねること6年、悟りを開いて仏陀となった釈迦は80歳で亡くなるまでの45年間、ずっと仏教の教えを広めていきました。
王子として恵まれた環境に生まれたにも関わらず、なぜ苦しい修行の道を選んだのか、仏陀となったあとはどのように多くの人々を幸せへと導いたのかなどを詳しく見ていきましょう。
釈迦如来は仏陀(ブッダ)のことではない?
仏陀とは特定の仏を指す固有名詞ではなく、仏陀の中に釈迦如来が含まれます。
仏陀はたくさんいるということ?
我が、順をおって説明してやろう。
「仏陀」はサンスクリット語の「ブッダ」に由来し、「目覚めた者」や「悟りを開いた者」という意味があります。
つまり、仏教で悟りを得た人のことを指します。
仏教の開祖であるゴータマ・シッダールタは、修行を重ねて悟りを開き「仏陀」となりました。
次に、釈迦如来の「釈迦」はゴータマ・シッダールタの氏族名で、「釈迦族」に属していたことを示しています。
「如来」は、「真実の道を来たる者」という意味があり、「釈迦如来」とは、釈迦族出身の真実の道を示す者、つまり仏陀であるゴータマ・シッダールタのことを指しているのです。
仏陀は複数存在するけど、釈迦如来様は悟りを開いたゴータマ・シッダールタ様のみを指すのね。
ほかにも、西方にある極楽浄土にいらっしゃる阿弥陀如来様や、東方のにある瑠璃光浄土にいらっしゃる薬師如来様なども仏陀に含まれるんだよ。
釈迦如来の起源|インドの王子から悟りの道へ
釈迦如来(しゃかにょらい)の起源は、約2500年前のインドにさかのぼります。
当時、釈迦族(しゃかぞく)という小さな部族があり、その王子として生まれたのがゴータマ・シッダールタでした。
シッダールタは、何不自由ない生活を送っていましたが、12歳の春に農作物の豊作を祈るお祭りに参加したとき、ある光景を目撃します。
それは自然界では当たり前の弱肉強食の場面でした。
土の中からできた小さな虫を小鳥が食べ、その小鳥を今度は大きな鳥が食べたのです。
次々と命が失われる様子を見て、シッダールタは生きる意味について思い悩むようになります。
その後も王子として過ごし、結婚をしたもののシッダールタの苦悩は晴れません。
父親に気晴らしとして宮殿の外に出るよう勧められた彼は、そこで今まで知らなかった「老」「病」「死」という全人類共通の苦しみを目の当たりにし、最後に清々しい表情をした修行者に出会いました。
人生の苦しみを理解し、解決する方法を見つけるには出家をするしかないと考えたシッダールタは、29歳のときに宮殿を離れ、先に出家をした修行者たちを訪れます。
様々な苦行を乗り越えた末に、菩提樹(ぼだいじゅ)の下で深い瞑想に入りました。
そしてついに、悟りを得ることに成功したのです。
釈迦如来の役割|人々を苦しみから救い、悟りに導く
悟りを得て釈迦如来(しゃかにょらい)となったシッダールタは、仏教において最も重要な存在です。
私たちの悩みや苦しみを解消し、幸せに生きる方法を教えてくれます。
釈迦如来が説いた教えの1つに「四諦(したい)」があります。
四諦とは、「苦諦(くたい)」「集諦(じったい)」「滅諦(めったい)」「道諦(どうたい)」の4つの真実のこと。
- 苦諦:人生には避けられない苦しみがある
- 集諦:その苦しみの原因は執着である
- 滅諦:その苦しみを取り除くことができる
- 道諦:そのための方法
をそれぞれ示しており、人生の苦しみの本質とその克服方法を伝えています。
たとえば、大切な人との関係が死や別離によって終わりを告げた時、悲しみや苦しさを感じるでしょう。
このように人生には避けられない苦しみがあるという真実を知ること、それが「苦諦」です。
その時、あの人と一緒に過ごす時間をもっと作ればよかったとか、気持ちに応えられなかったといった、強い後悔や未練を感じるかもしれません。
思い通りにならない物事や感情への執着が、悲しみや苦しみを感じる原因だと理解することが「集諦」です。
そして、その苦しみを終わらせることが可能であるという希望を「滅諦」で解き、克服のための具体的な修行法を「道諦」で示しているのです。
その他にも日常の生活で直面する問題や悩みを乗り越え、心の平和を見つけるための教えなどがあり、釈迦如来は今なお人々を苦しみから救い悟りに導く存在としてあり続けているのです。
釈迦如来の特徴、シンボルマーク(梵字)、持ち物などを紹介
① シンボルマーク(梵字):バク
梵字は古代インドで誕生し、仏教とともにアジアに広まりました。
釈迦如来を示す梵字は「バク」で、釈迦如来の偉大さと神聖さを象徴しています。
② 布1枚の服
釈迦如来の像は、簡素な僧侶の衣装をまとっています。
これは、お釈迦様が贅沢を捨て、修行に専念した姿を表しています。
③ 姿勢
坐禅(ざぜん)を組む姿や、立っている姿、生まれた時の姿(誕生仏)、横になっている姿(涅槃仏)などもありますが、最も一般的なのは人々に教えを説いている姿です。
④ 2段に盛り上がった頭
釈迦如来は髪の毛が1つ1つカールし、頭がこぶのように2段になっています。
巻き髪は悟ったことを示す目印であり、頭のてっぺんは知恵によって盛り上がっています。
⑤ おだやかな表情
優しくて思いやりにあふれた表情をしています。
この表情は、お釈迦様がとても深い知恵と優しい心を持っていることを表しています。
⑥ 印(両手指で作る形)
お釈迦さまの手で作る形は5つあり、それぞれ意味を持ちます。
手を下に垂らし手のひらを前に向ける「願いをかなえてくれる」という意味をもつ形のほか、親指と中指で輪っかを作った手の形をしているものなどがあります。
⑦ 蓮華(れんげ)
蓮華は、純粋さと悟りを象徴しています。
泥の中から美しい花を咲かせる蓮のように、仏教の教えも困難な状況の中で心の浄化と悟りをもたらすことを表しているのです。
国の王子として生まれ育ったにも関わらず出家し、45年もの間ずっと仏教の教えを人々に説き続けた釈迦如来。
生まれてから修行の旅に出るまでの間に、多くの神や仏と関わりを持っています。
果たして、どんな神仏がどのように釈迦如来を見守っていたのでしょうか。
この次の章で詳しく説明していきます。
【釈迦如来と他の神仏の関係】釈迦の生まれと出家の秘密
釈迦如来と浄飯王の関係|王子を宮殿に閉じ込めた、お釈迦さまの父親
釈迦如来として知られるゴータマ・シッダールタは、釈迦族の王子として生まれました。
彼の父親であり、釈迦族の王でもある浄飯王(じょうぼんのう)は、息子に快適な生活を送らせ、シッダールタが立派な王になることを望んでいました。
12歳で目にした弱肉強食をきっかけに生きる意味を深く考えるようになった息子に対し、家庭を築いたら悩みもなくなるだろうと思い、隣国の姫と結婚させました。
幸せな結婚生活を送るシッダールタでしたが、やはり悩みは消えずにいる様子を見た浄飯王。
このままでは後継ぎとして心配だと思い、息抜きとして宮殿の外に出ることを勧めます。
外の世界で「老」「病」「死」という人間が避けることのできない苦しみを知ったシッダールタは、最後に迷いなく尊い姿の修行者に出会います。
その結果、浄飯王の願いに反して、彼は出家をしようという思いを強く持ちました。
もちろん浄飯王はそれを許さず、シッダールタが宮殿の外に出ることを禁じます。
なかなか難しいわね。
釈迦如来と梵天の関係|釈迦が宮殿から脱出するのを手助け!?
シッダールタが出家を決意したとき、彼の父親である浄飯王(じょうはんおう)は大反対しました。
シッダールタが自分の後を継ぐことを望んでいましたし、シッダールタにはまだ子どもがいなかったため、出家をすると王家が途絶えてしまうからです。
しかし、シッダールタの決意は固く、真実を求めたいという強い思いは変わりません。
29歳になったシッダールタに奇跡がおき、妻のお腹を指差した途端、後継ぎとなる息子を授かりました。
さらに、梵天(ぼんてん)や古代インドの神々がシッダールタの決意を助けるために現れ、宮殿の人々を眠らせることでシッダールタが外に出るサポートをしました。
その後も梵天は、釈迦が厳しい修行に耐えられるよう精神的な力を与えたり、仏の真理を人々に広めるよう導きました。
釈迦が修行の旅にでて悟りを開くために裏で支えていたのが、梵天だったのですね。
釈迦如来と普賢菩薩の関係|釈迦の教えを行動に移すことで示す仏様
普賢菩薩(ふげんぼさつ)は、釈迦如来の教えを実際の行動に移すことで人々を救ってくれる仏様です。
また、自らが見本として行動することで、仏教の教えを日常生活の中で実践する大切さを体現しています。
ただ知識として学ぶだけでなく、実際の行動を通じて他者に利益をもたらし徳を積むことを強調しているのです。
たとえば、善行や徳行(とくぎょう)を積むこと、つまり良い行いをして他人を助けることを推奨しています。
「六牙の白象(ろくげのびゃくぞう)」といって6本の牙を持つ白い象に乗った姿で描かれることの多い普賢菩薩。
象は智慧と力の象徴であり、仏教の教えを実践する力強さを表しています。
手には、蓮の花や経典を持っていることが多く、これらは純粋な心と仏教の教えを表しています。
普賢菩薩は、このあと紹介する文殊菩薩(もんじゅぼさつ)とともに釈迦如来の両脇に祀られることが多く、釈迦三尊(しゃかさんぞん)と呼ばれています。
釈迦如来と文殊菩薩の関係|釈迦の教えを経典にまとめた知恵を司る仏様
文殊菩薩(もんじゅぼさつ)は、深い知恵と洞察力を持ち、その知恵で仏教の教えを広める仏様です。
例えば、釈迦如来が「他人を思いやりなさい」と教えたときに、文殊菩薩がその知恵を活かし思いやりの本当の意味や、それをどう実践すれば良いかを伝えることで、人々が教えを正しく理解することに繋げます。
そして、理解した教えを知識だけに留めず、行動するためにサポートしてくれるのが普賢菩薩(ふげんぼさつ)なのです。
まず釈迦如来の教えがあり、その理解を文殊菩薩が手助けし、実践できるよう導くのが普賢菩薩なのです。
そのため、釈迦三尊として一緒に祀られることが多くあります。
釈迦如来のご利益や真言、祀られている有名なお寺を紹介
「お釈迦さま」の名で親しまれる釈迦如来は、仏教を生み出した仏様です。
そのご利益は、心身の健康や精神的な安らぎなど多岐にわたります。
私たちの悩みや苦しみを解消し、幸せに生きる方法を教えてくれる釈迦如来のご利益のひとつとして病気平癒があります。
体の痛みや病気で苦しんでいる人や健康を願う人々にとって、釈迦如来への祈りは心強い支えとなるでしょう。
また、心の安定も大きなご利益のひとつです。
釈迦如来は、悟りを開いた存在として心の平静と悟りを象徴しています。
不安やストレスから解放され、日常生活の中で感じる心の乱れを整える手助けをしてくれるでしょう。
釈迦如来のご利益
苦しみから救う、悟りに導く、平安、無病息災、病気平癒、交通安全、安産、子供守護、先祖菩提
よりご利益を受け取りたければ、次に教える真言を唱えてみるのもいいだろう。
釈迦如来の真言とは?|自分と向き合うことで精神的な安定を得られる
真言とは、神聖な力を持つとされる言葉や句のことを指し、念じることで心を落ち着けたり、精神を集中させたりする効果があります。
釈迦如来の真言は「のうまく さんまんだ ぼだなん ばく」という言葉で、サンスクリット語からきています。
それぞれの言葉が持つ意味は、次の通りです。
- のうまく(Namaḥ):真言の最初に唱え「お願いします」の意味を持つ
- さんまんだ(Samantabhadrāya):三千世界、つまり全世界にあまねくという意味
- ぼだなん(Bodhisattvāya):諸仏のこと
- ばく(Mahāsattvāya):釈迦如来を示す梵字で、その釈迦如来の偉大さと神聖さを象徴
仏教では、真言を唱えることで心が清められ、精神的な安定が得られるとされています。
それは、1つ1つの言葉に向き合い、願いを込めて唱える時間を作ること自体が、忙しない日常から離れる時間となるからではないでしょうか。
せひ釈迦如来の真言を、自分を省みる時間を取るきっかけにしてみてくださいね。
のうまく さんまんだ ぼだなん ばく
釈迦如来を祀るお寺|有名どころを紹介
お釈迦様の誕生日である4月8日に行われるお祭りなど、その時期ならではの楽しみ方も紹介しますね♪
深大寺(東京都調布市)
深大寺(じんだいじ)は東京都調布市にあり、日本最大級の厄除大師です。
733年に創建された非常に古いお寺で、東京では浅草寺に次いで2番目に長い歴史を持ちます。
本堂には阿弥陀如来像、大師堂には慈恵大師(元三大師)像、釈迦堂には釈迦如来像が祀られています。
その他にも、不動明王や大黒天など様々な神様や仏様が祀られている深大寺はとても広く、美しい庭園や緑に囲まれ心を落ち着けるのにぴったりな環境です。
また、深大寺では数多くの行事やお祭りが行われています。
特に、毎年3月に開催される「深大寺だるま市」では多くのだるまが販売され、その年の幸運を願うたくさんの人々で賑わいます。
静かで落ち着いた雰囲気の深大寺で、歴史や自然とともに釈迦如来の教えを感じてみてくださいね。
清凉寺(京都府京都市)
京都府京都市にある清凉寺(せいりょうじ)は、「嵯峨釈迦堂」として親しまれているお寺です。
もともとは平安貴族であった源融(みなもとのとおる)の山荘でしたが、その死後に棲霞寺(せいかじ)となりました。
のちに奝然(ちょうねん)が宋から持ち帰った釈迦如来像を祀るために棲霞寺の一角に建てたお堂が清涼寺の始まりです。
この釈迦如来像は現在もご本尊として本堂に祀られています。
清凉寺では、釈迦の生まれた4月8日に行う「お花まつり」に加え、毎月8日にある「釈尊ご聖日」など、様々な行事やお祭りが行われています。
中でも有名なのは毎年4月に行われる「嵯峨大念仏狂言(さがだいねんぶつきょうげん)」です。
ユーモアあふれる演技で、観客を楽しませるこの狂言は、多くの人々に親しまれています。
四季折々の花や木々が楽しめる庭園は、参拝者の心を癒し多くの観光客が訪れます。
中尊寺(岩手県西磐井郡平泉町)
中尊寺(ちゅうそんじ)は岩手県西磐井郡平泉町にあり、平安時代の850年に創建された歴史あるお寺です。
奥州藤原氏(おうしゅうふじわらし)が平泉の繁栄を象徴するために建てたことで知られています。
中尊寺の1番の見どころは、国宝に指定されている「金色堂(こんじきどう)」です。
金色堂は全面が金箔で覆われ、内部には美しい装飾や釈迦如来をはじめとする仏像が祀られています。
中尊寺で行われる行事やお祭りの中で一際華やかなのが、毎年5月に開催される「春の藤原まつり」です。
このお祭りでは、平安時代の衣装を身にまとった人々が町を練り歩き、歴史を感じさせます。
また、秋には「紅葉銀河」として、本堂に続く参道がまるで銀河のようにライトアップされる時期もあります。
季節ごとに違う魅力をもつ中尊寺は、リピーターも多い人気のお寺です。
飛鳥寺(奈良県明日香村)
奈良県飛鳥村にある飛鳥寺(あすかでら)は、別名「安居院(あんごいん)」とも呼ばれ、その歴史は飛鳥時代にまでさかのぼる日本最古の本格的な仏教寺院です。
飛鳥寺の最大の見どころは、やはり飛鳥大仏です。
この大仏は、飛鳥時代に作られた日本最古の大仏で、高さ約2.75メートルもの大きさを持つ穏やかで慈悲深い表情の釈迦如来像です。
諸説あるものの、609年に完成したという説が有力です。
落雷による火災の被害などで損傷が激しく、後世に何度も補修を受けていますが、お顔や右手の一部は当初のものだと考えられています。
さらに石造の台座は創建当初から動かされていないことが明らかになりました。
聖徳太子と同じ場所で同じものを拝むことができるなんて、とても感慨深いわね。
飛鳥寺では、毎年4月8日にお釈迦様の誕生をお祝いする「花会式」が行われています。
この日は本堂正面の扉が開くため、飛鳥大仏を外から参拝することができるそうです。
鎌ヶ谷大仏(千葉県鎌ヶ谷市)
鎌ヶ谷大仏(かまがや だいぶつ)は、千葉県鎌ケ谷市にある釈迦如来像です。
江戸時代に、大国屋福田文右衛門が先祖の霊の冥福を祈るために作らせました。
宿場町であった鎌ヶ谷宿一帯のシンボルとして古くから愛されている大仏です。
石像を除くと日本一小さい大仏ではないかと言われており、その高さは台座を含めて2.3メートル、大仏のみの高さは1.8メートルしかありません。
ですが、人と同じくらいの高さのためゴータマ・シッダールタの実物大に近く、お釈迦さまが教えを説き導いてくれる姿をイメージしやすいのではないでしょうか。
近くには「大仏コロッケ」の販売もあるため、大仏や街の散策とあわせてちょっとしたおやつとして味わうのもおすすめです。
釈迦如来がついてる人の特徴|ブッダの教えを日常に取り入れている
人生の苦しみや悩みから解放されるための教えを説いた釈迦如来。
お釈迦さまの名でも親しまれる釈迦如来がついている人、見守られている人はどんな人か見ていきましょう。
- やさしい心と思いやりをもつ人
他の人に対して優しさや思いやりを持ち、困っている人を見過ごせない人は、釈迦如来と縁が深いといえるでしょう。
他人の苦しみを理解し、その苦しみを和らげるために自分には何ができるかと考え行動に移すとき、釈迦如来のサポートを受けられますよ。 - 冷静な判断ができる
苦しみの原因を理解し、それを取り除く方法を見つけることに長けた釈迦如来。
同じように、釈迦如来に守られている人は、困難な状況に直面しても冷静に対処し、感情に流されず物事を客観的に見て解決方法を見つけ出すことが得意です。 - いつでも自己の成長を望む
釈迦如来は、王子として生まれたにも関わらず、宮殿の外で困っている人や苦しむ人の力になりたいと考え修行に出ました。
そんな釈迦如来がついている人は、自分の能力を高め、常に成長しようとする姿勢を持っています。
日常のできごとを通じて自分自身を見つめ直し、より良くなるための努力を惜しみません。 - 日々の感謝を忘れない人
釈迦如来とのつながりが深い人は、日々の小さな幸せに感謝する心を持っています。
今この瞬間を大切にし、日常の中に見出す小さな喜びや幸せに感謝することで心の平安を保ち、満ち足りた生活を送ることができるでしょう。
生年月日を入力すると、あなたの守護仏様をチェックできるわよ♪
【守護仏診断】あなたをずっと見守っている仏様は?
現世利益全般、極楽往生、開運、厄除け、苦難除去
三十三間堂(京都府京都市)、長谷寺(神奈川県鎌倉市)、清水寺(京都府京都市)、唐招提寺金堂(奈良県奈良市)
あなたは多くの人を笑顔にすることができます。
守護仏視点のアドバイスが詰まった
お手紙が届いています
滅罪招福、頭脳明晰、記憶力増進、技芸向上、厄除け、方位除け、開運
法輪寺(京都市西京区嵐山)、円蔵寺(圓藏寺)(福島県河沼郡)、金剛證寺(三重県伊勢市)、寳蓮寺(東京都江東区)
無限の可能性を信じ、人々を率いて理想を実現するのだ。
守護仏視点のアドバイスが詰まった
お手紙が届いています
優れた智恵によって人々を導く
安倍文殊院(奈良県桜井市)、智恩寺(京都府宮津市)、大聖寺(山形県高畠町)、 竹林寺(高知県高知市)
知恵と慈悲温和な心を大切に、正しい道を選択しなさい。
守護仏視点のアドバイスが詰まった
お手紙が届いています
女性守護、行者守護、息災延命、罪を減らし幸福を増やす
岩船寺(京都府木津川市)、普賢寺(三重県多気郡)、常覚寺(奈良県五條市)、普賢院(和歌山県伊都郡)
智慧と行動力で、世界に良き変化を起こしてゆけ。
守護仏視点のアドバイスが詰まった
お手紙が届いています
知恵明瞭、家内安全、除災招福、不老長寿、滅罪
竹林寺(高知県高知市)、璉珹寺(奈良県奈良市)、善光寺(長野県長野市)、二十三夜寺(埼玉県秩父郡)
思いを貫くそなたの強さは偉大である。
守護仏視点のアドバイスが詰まった
お手紙が届いています
悟りを得るための智恵を授ける、万物に慈悲を与える
円成寺(奈良県奈良市)、金剛寺(大阪府河内長野市)、讃岐国分寺(香川県高松市)、中尊寺大日堂(岩手県西磐井郡平泉町)
明るく優しい心で、皆を照らす人になりたまえ。
守護仏視点のアドバイスが詰まった
お手紙が届いています
悪魔退散、修行者守護、除災招福、家内安全、国家安泰、学業成就、商売繁盛
東寺(京都市南区)、成田山新勝寺(千葉県成田市)、中野不動尊(福島県福島市)、普光寺(大分県豊後大野市)
そなたの頼もしさと軽やかさはかけがえのないものだ。
守護仏視点のアドバイスが詰まった
お手紙が届いています
極楽浄土への往生、安心と安らぎ、悩み解消、智慧向上、道徳心向上
高徳院(神奈川県鎌倉市)、西本願寺、東本願寺(京都市下京区)、善光寺(長野県長野市)、永観堂(京都市左京区)
世界に勇気と調和を与える力を、あなたは持っています。
守護仏視点のアドバイスが詰まった
お手紙が届いています
【まとめ】日常の苦しみ(四苦)を理解し、救いへと導く釈迦如来
さっそく、近くに祀られているお寺があるか調べてみるわ。
お参りに行く前に、もう一度釈迦如来様について簡単に復習しようか♪
「お釈迦さま」の呼び名でも親しまれている釈迦如来は、仏教の教えを最初に説いた仏様でした。
「おそれなくて良い」というサインや「願いを叶えよう」というサインを手で作り、人生の苦しみや悩みから解放されるための教えを説いたことで、数多くの人々に影響を与えてきました。
もともとは人間だったからこそ、私たちが生きる上で逃れられない苦しみや恐れを深く理解し、向き合う方法を教えてくれています。
釈迦如来の教えは、不安やストレスから解放され、日常生活の中で感じる心の乱れを整える手助けをしてくれるでしょう。
真言を唱えるだけでも、其方らに苦しみに打ち勝つ力を与えるだろう。